【株式市場】日経平均は6日続伸397円高、悪い円安意識されたが今日ばかりは金利差が要因と買い優勢

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7224円11銭(396円68銭高)、TOPIXは1933.74ポイント(24.47ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億3323万株

 3月22日(火)後場の東京株式市場は、前場上げた自動車株や半導体株は高値もみ合いに転じた一方、住友商事<8053>(東1)などの大手商社株はジリ高を続け、日本製鉄<5401>(東1)などの鉄鋼株や王子HD<3861>(東1)などの紙パ株も一段ジリ高となった。円相場が一段安となり、悪い円安が意識されたが、今日ばかりは米FRB議長発言による金利差が要因とされ、日経平均は450円高で始まったまま大引けまで上げ幅400円前後を維持。6日続伸の戻り相場となった。

 後場は、石油資源開発<1662>(東1)が子会社の清算決了の発表しなど好感され14時にかけてジリ高を続け、大平金<5541>(東1)はニッケル市況高など言われジリ高。千代田化工<6366>(東2)は脱・ロシア産エネルギー開発の活発化期待などで一段と強含んだ。サイエンスアーツ<4412>(東マ)は未来型チームコミュニケーションプラットフォーム「バディコム」採用企業が拡大とされ再びストップ高となり下値圏で出直り模索。アールビバン<7523>(JQS)は13時30分の四半期決算発表を境に急伸。

 東証1部の出来高概算は15億3323万株(前引けは7億6443万株)、売買代金は3兆4261億円(同1兆6708億円)。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は1144(前引けは1049)銘柄、値下がり銘柄数は954(同1047)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、保険、卸売り、銀行、石油石炭、その他金融、証券商品先物、鉄鋼、不動産、輸送用機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る