【株式市場】日経平均は462円安、後場は底堅いが3月18日以来の2万7000円割れ

東京証券取引所

◆日経平均は2万6888円57銭(461円73銭安)、TOPIXは1892.90ポイント(30.01ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億8811万株

 4月7日(木)後場の東京株式市場は、値がさ半導体関連株の一角が一段安となった一方、自動車株は総じて下げ幅を縮め、大手医薬品株、食料品株などのディフェンシブ株は一段と強い値動きを見せた。業績予想を増額修正した銘柄も強い。日経平均は前引けを60円近く上回る484円安で始まり、一進一退のまま大引けも下げ幅400円台で底堅かったが2日続落。2万7000円割れは今年3月18日以来となった。新規上場のエフビー介護サービス<9220>(東証グロース)は一時ストップ高まで上げて好発進となった。

 後場は、ビックカメラ<3048>(東証プライム)が一段高となり昨日の業績予想の増額修正など好感。味の素<2802>(東証プライム)や協和キリン<4151>(東証プライム)も一段高となりディフェンシブ買い増加の見方。文教堂グループホールディングス<9978>(東証スタンダード)はウクライナ語テキストの売れ行き急増とされて一段高。ビーブレイクシステムズ<3986>(東証グロース)は1月施行の改正電子帳簿保存法に対応したエヌ・ティ・ティ・データ<9613>(東証プライム)グループ製品との連携サービス好調とされ一段高。

 4月7日新規上場となったエフビー介護サービス<9220>(東証グロース)は取引開始から19分後に1561円(公開価格1400円の11.5%高)で初値をつけ、午前11時前に一時ストップ高の1961円(同40%高、初値比400円高)まで上げた。後場は売買交錯を続け、大引けは1734円。

 東証プライム市場の出来高概算は11億8811万株(前引けは5億6948万株)、売買代金は2兆8625億円(同1兆3589億円)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は173(前引けは101)銘柄、値下がり銘柄数は1630(同1727)銘柄。

 また、東証33業種別指数は3業種が値上がりし(前引けの値上がりは医薬品1業種のみ)、医薬品、水産農林、食料品、が高くなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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