日本エンタープライズとアクセルはAI画像解析サービスやNFT関連サービスなどで業務提携を締結

■両社の強みを生かした法人向けソリューションを共同提案

 スマホアプリの制作・配信から法人向けシステムの受託開発まで幅広くITソリューションを提供する日本エンタープライズ<4829>(東証スタンダード)と、先端LSIの設計開発や機械学習/AI、暗号及びブロックチェーン技術を活用したソリューションを提供するアクセル<6730>(東証スタンダード)は4月7日、AI画像解析サービスやNFT関連サービスをはじめとする各領域において業務提携を締結したと発表。

 日本エンタープライズは、スマートフォンアプリの制作・配信、企業向けシステム開発、キッティング、eコマース等のサービスを提供しているITソリューションカンパニー。自社IP(Intellectual Property)を活用したアプリケーションやシステムを提供する「クリエーション事業」と、企業の業務用ソフトウェアやシステムの開発を請け負う「ソリューション事業」を展開している。

 アクセルは、高度なアルゴリズム開発から製品化を担うソフトウェア・ハードウェア開発まで一貫した開発体制を保有する先端テクノロジー企業。大規模LSIの設計開発に加え、機械学習/AIや暗号・ブロックチェーン技術等の先端技術を社会実装することで、デジタル技術によるビジネス変革に貢献することを企業使命としている。

 日本エンタープライズは豊富なアプリ・システム開発を背景にした企画力・営業力等を、アクセルはAI/機械学習やブロックチェーン、暗号等のコア技術を強みとしており、両社の得意とする領域やアセットは相互補完関係にあるため、業務提携により互いの事業成長を加速することができると判断し、以下の領域において戦略的な事業パートナーシップを締結した。

【業務提携の内容】

1.画像認識技術を活用したAI画像解析サービスの強化

 セキュリティ(侵入検知・監視)、施設の不具合検知、製造ラインでの不良品検知、インフラ設備の劣化箇所検出など、画像認識技術の活用が広がる各業界において、革新的なAIソリューションを提供し、新たなビジネス機会を創造することにより業容の拡大を加速させていく。

2.ブロックチェーン技術を活用したNFT関連サービスの創出

 アクセルがブロックチェーン領域で協業する株式会社CryptoLab(本社:神奈川県横浜市 代表者:大高 潤)を含む3社で、独自のNFT関連サービスの創出を目指していく。CryptoLabが有するブロックチェーン技術を活用したビジネスプランニングの豊富な知見に加え、アクセル及び日本エンタープライズの技術・開発力や事業ノウハウを活用して、NFTを活用したビジネス構築を、企画・立案から開発、運営まで⼀気通貫した開発支援サービスの提供を行う。

3.その他、各事業分野における相互支援、共同提案

 IoTやMaaS、HEMS・FEMS、セキュリティ、エンターテインメント、メタバースなど両社の親和性が高い事業領域においても、新サービスの検討を進めていく。

 今後両社は、新たなビジネス機会の創造を通じて業容の拡大を加速させるとともに、DXの推進など様々な社会課題の解決に取り組んでいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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