イトーキ、社内クラブ・サークル活動の助成金制度を新設、従業員エンゲージメント向上へ

■社内のコミュニケーション活性化によって、さらなるエンゲージメント向上を目指す

 イトーキ<7972>(東証プライム)は8月2日、従業員同士の自主的なクラブ・サークル活動を支援するため、活動要件および助成制度を定めた規程を新設し、2024年8月1日から運用を開始したと発表。クラブ・サークル活動の活発化によって社内のコミュニケーション活性化を図り、エンゲージメントや企業価値の向上を目指していく。

■背景・目的

 労働人口の減少等による人手不足が加速する中、同社では売上高、営業利益に加え従業員エンゲージメントスコアを経営の重要指標の一つとして掲げ、インターナルコミュニケーション強化などの施策を実施してきた。その結果、2023年度は従業員の会社に対する「誇り」や「魅力」において10ポイント以上上昇(前年比)するなどの効果が表れてきている。今回、クラブ・サークル活動の活発化によって、社内のコミュニケーション活性化を図り、さらなるエンゲージメント向上を目指していく。

■クラブ・サークル活動助成金制度

 同社では以前から従業員が自主的にさまざまなクラブ・サークルなどの団体活動を実施していたが、コロナ禍により活動の停止、縮小に追い込まれている団体もあった。また、経験者採用やグローバル採用を強化する背景から、他部署の従業員との交流を求める声も多くなっている。今回のクラブ・サークル活動規程の新設は、クラブ活動では社内のコミュニケーション活性化や企業価値の向上を、サークル活動では従業員同士の親睦を図ることを目的としている。活動を通してさまざまな年齢・職種・職位・国籍・経験を有する従業員同士のコミュニケーションが生まれることで、DE&I(ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン)の観点からも人的資本の強化に寄与することを目指していく。

■助成内容

・クラブ活動=対象要件を満たす活動に対して年間最大200万円を支給
・サークル活動=対象要件を満たす活動に対してサークル所属の個人に対して年間1人3,000円を支給
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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