マルマエが今8月期の業績予想を大幅に増額修正し自社株買いも発表

■営業利益は従来予想を28%、純利益は34%上回る見込みに

 マルマエ<6264>(東証プライム)は4月15日の15時、今期・2022年8月期の業績予想の修正(大幅な増額修正)と自己株式の取得(自社株買い)を発表した。

 今8月期の売上高の予想は、21年8月に開示した従来予想を15.3%上回る83.0億円の見込み(前期比54.7%増)とし、営業利益は同じく27.8%上回る23.0億円の見込み(同90.6%増)に、当期純利益は同じく33.9%上回る16.67億円の見込み(同84.8%増)とした。

 売上高については、半導体分野で、顧客メーカーの部材不足による生産低下の影響が限定的で不透明感が後退したことと、高水準な受注残高から、好調な出荷検収が継続する見通しとなり、FPD分野でも主としてシェア拡大による受注増加で売上高が増加する見通しとなった。さらに、その他分野でも太陽電池向けの売上高が増加する見通しとなった。
 
 また、利益面では、受注が当社生産能力を超過する分に外注費の増加を見込んでいるが、売上高が拡大したことと、それにともなう工場稼働率の向上による製造原価率の低減もあり、営業利益は改善する見込みとなった。また、営業利益の改善により経常利益や当期純利益も増加することとなった。

■自社株買いは上限20万株、4月18日から5月17日まで

 自己株式の取得(自社株買い)は、取得上限株数20万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.56%)、取得総額4億円。取得期間は2022年4月18日から同年5月17日までの1ヵ月間とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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