住友化学が出直り拡大、電動車用リチウムイオン電池の低環境負荷型リサイクルに関する取組に注目集まる

■エネルギーインフラ資源開発会社JERAと共同で開発・実証を開始

 住友化学<4005>(東証プライム)は4月20日、続伸基調となり、午前10時にかけては559円(8円高)まで上げて一段と出直りを強めている。19日、東京電力HD<9501>(東証プライム)グループと中部電力<9502>(東証プライム)グループが出資するエネルギーインフラ資源開発会社JERA(東京都中央区)と共同で、電動車用リチウムイオン電池の低環境負荷型リサイクルプロセスの開発・実証事業の開始について発表し、買い材料視されている。

 発表によると、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代蓄電池・次世代モーターの開発プロジェクト」において、電動車用リチウムイオン電池のリサイクルプロセスの開発に関する事業の応募を行い、このたび採択を受けた。

 同社の業績には為替とナフサ価格の動向が影響し、第3四半期決算では2022年3月通期の業績予想の前提として為替を1ドル109円91銭と開示している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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