【話題株】ナノキャリアは後場値を消すが底堅い、昼に頭頸部がん薬の治験取りやめと⽿科⽤抗菌薬の申請を発表

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■ただ、新薬開発に「中止」はつきものとの見方あり下値は固い

 ナノキャリア<4571>(東証グロース)は4月22日の後場、258円(前日比変わらず)で始まり、前引けの262円(4円高)からストンと値を消して売買されている。正午に「⽿科⽤抗菌薬「ENT103」の製造販売承認申請のお知らせ」、「頭頸部がんを対象としたNC-6004の治験について」を発表し、後者については「本治験について継続しないことをOEP(共同開発先)と合意」したと発表、落胆感が漂うこととなった。

 ただ、後場は254円(4円安)を下値に推移し、底堅い相場となっている。前引けにかけては強い相場だったため、期待外れ感はあるが、こうした例は新薬開発にはつきものとされ、開発中止を株価材料としてみた場合、ケースによっては経営判断として好感高につながる場合も少なくないとの指摘が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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