アルコニックスがリチウムイオン電池用機構部品などの(株)ソーデナガノを連結会社に

ビジネス 万年筆 メモ

■株式取得および連結子会社化は22年11月30日の予定

 アルコニックス<3036>(東証プライム)は4月26日の16時、リチウムイオン電池向け金属プレス部品製造、金型設計製作、機械装置製造などを行う株式会社ソーデナガノ(長野県岡谷市)の株式を取得し同社を連結子会社化すると発表した。株式譲渡契約書の締結は2022年4月26日。株式取得および連結子会社化は22年11月30日の予定とした。

■多くの特許を保有し高い技術力、品質管理で国内大手と取引

 発表によると、ソーデナガノ(長野県岡谷市、当該会社)は、長野県岡谷市に生産拠点を構え、金属精密プレス部品の製造、及び金型設計製作等を行う金属加工メーカーで、21年3月期の売上高は34.47億円、純利益は8.43億円。

 主要製品であるリチウムイオン電池用機構部品の製造において多くの特許と意匠を保有し、これに裏付けされた高精度・高速プレス加工を可能にする高い技術力と、充実した加工設備により確立された量産体制、及び徹底した品質管理を強みに、主要取引先である国内大手電池メーカーと強固な取引関係を形成する等、顧客から高い評価を得ている。

 特に当該会社が製造する加工部品は今後高い成長が見込まれる電気自動車(EV)の最重要部品であるリチウムイオン電池に採用されており、顧客からの高い評価と主要サプライヤーとしての地位を獲得している。これに加えてアルコニックスグループ内の国内外プレス専業子会社と「総合プレス加工グループ」を形成することで、各社における技術的優位性と不得手分野における補完体制をミックスし、顧客からの多種多様なニーズに対応することで新たな商流の開拓が可能となる。この他、グループ各社での技術交流やノウハウの共有により、グループ全体でのコスト競争力、生産効率性の向上が見込まれ、この結果、高いシナジー効果が期待されるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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