【株式市場】猛暑や原油安などに期待強まり日経平均は4週間ぶり高値

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万841円97銭(191円05銭高)、TOPIXは1673.88ポイント(10.94ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億7840万株

チャート13 21日後場の東京株式市場は、ファーストリテイリング<9983>(東1)ニトリホールディングス<9843>(東1)が猛暑効果などへの期待で一段強含む展開となり、対ドルでの円安基調も続いたため全体に買い安心感が強まり、日経平均は14時頃から一段高となって大引け間際に199円08銭高(2万850円ちょうど)まで上げた。6日続伸となり、6月24日につけた2000年以来の高値2万952円71銭に接近。終値での2万800円台もこの日以来約4週間ぶり。日経JASDAQ平均は2006年以来の高値を3日連続更新した。

 後場は、エコナックホールディングス<3521>(東1)が東京・新宿歌舞伎町での天然温泉スパなどを材料に再び上値を追い、海運株が原油安などを好感して高い中で共栄タンカー<9130>(東1)は通期の業績予想の大幅増額修正もあり急伸。ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)FFRI<3692>(東マ)などのセキュリティ関連株も高く、エフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)は株式分割などが好感されて急伸。また、前場に続いて九州電力<9508>(東1)が川内原発1号機の8月中の運転再開などを材料に年初来の高値など、電力株が全国的な猛暑と電力需要の拡大見込みなどから軒並み堅調。東芝<6502>(東1)も前場から高い。

 東証1部の出来高概算は19億7840万株(前引けは10億90万株)、売買代金は2兆1825億円(同1兆555億円)。1部上場1890銘柄のうち、値上がり銘柄数は1261(同1151)銘柄、値下がり銘柄数は494(同569)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、海運、電力・ガス、空運、小売り、パルプ・紙、医薬品、その他製品、倉庫・運輸、ガラス・土石、などとなった。

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