【株式市場】日経平均は244円安、好決算・自社株買い銘柄など強い

◆日経平均は2万6074円53銭(244円81銭安)、TOPIXは1860.71ポイント(17.68ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億9401万株

 5月10日(火)前場の東京株式市場は、NY株の大幅続落などを受け、値がさの半導体関連株などが下げ、日経平均は170円安で始まったあと午前9時半過ぎに545円51銭安(2万5773円83銭)まで下押す場面があった。取引時間中としては3月16日以来の2万6000円割れ。中で、今期増益予想の決算と自社株買いを発表したマルハニチロ<1333>(東証プライム)や自社株買いを発表したキヤノン<7751>(東証プライム)、証券会社による目標株価の引き上げが相次いだ山崎製パン<2212>(東証プライム)などは高い。日経平均は次第に持ち直し、前引けは下げ幅を200円台まで縮めた。

 「ソニーG、ゲーム失速の懸念」(日経速報ニュース)などと伝えられたソニーグループ<6758>(東証プライム)が朝寄りから一気に年初来の安値を更新。リンナイ<5947>(東証プライム)は午前10時40分に3月決算と自社株買いなどを発表し直後から急伸。日本パレットプール<4690>(東証スタンダード)、クルーバー<7134>(東証スタンダード)は9日発表の決算など好感され急伸。エルテス<3967>(東証グロース)は「メタバース」関連事業への進出発表など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億9401万株、売買代金は1兆6296億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は579銘柄、値下がり銘柄数は1202銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種が値上がりし、金属製品、電力ガス、パルプ紙、食料品、繊維製品、水産農林、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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