【株式市場】前場の日経平均は545円安、SQ前で需給に乱れ、鉄道株などは高い

東京証券取引所

◆日経平均は3万2899円94銭(545円96銭安)、TOPIXは2358.87ポイント(28.33ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億4947万株

 12月7日(木)前場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)やキヤノン<7751>(東証プライム)などが安く始まった後もジリ安となり、為替の円安にもかかわらず重く、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)なども軟調で消費関連株も冴えない。7日は先物・オプション各2月物の売買最終日(SQ算出は8日)のため需給が乱れやすいとの見方が。一方、JR東日本<9020>(東証プライム)や空運株は堅調で、株式3分割を発表した日清食品HD<2897>(東証プライム)は前引けにかけてダレ模様だが底堅い。日経平均は280円安で始まり、午前11時前には569円47銭安(3万2876円43銭)まで下押し、前引けにかけては一進一退となった。

 東京電力HD<9501>(東証プライム)が原発の運転再開への期待で一段高となり、メニコン<7780>(東証プライム)は一段と出直りコンタクトレンズ製品が中国で人気との報道を好感。さくらインターネット<3778>(東証プライム)は連日活況高で実質上場来の高値を更新し売買交錯。ミガロホールディングス<5535>(東証プライム)は顔認証プラットフォームの三菱地所<8802>(東証プライム)への納入など好感され上場来の高値を更新。リスクモンスター<3768>(東証スタンダード)は自社株買いが好感され一時大きく上げて出直りを指向。ラクオリア創薬<4579>(東証グロース)は胃酸分泌抑制剤の中国における適応拡大など材料視され再び一段高。上場2日目のQPS研究所<5595>(東証グロース)は初日後場のストップ安から一転急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は7億4947万株、売買代金は1兆8035億円。プライム上場1660銘柄のうち、値上がり銘柄数は209銘柄、値下がり銘柄数は1414銘柄。

 東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、空運、電力ガス、保険、陸運が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る