ENEOSホールディングスが年初来の高値を連日更新、大幅増益決算と自社株買いなど好感

■今期は減益を予想するが原油・銅などの市況に期待強い

 ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)は5月17日、続伸一段高となり、午前10時を過ぎては4%高に迫る515.0円(17.7円高)前後で推移し、年初来高値を連日更新している。引き続き、13日の13時に発表した大幅増益の3月決算と自己株式の取得(自社株買い)などが好感されている。

 2022年3月期の連結決算(IFRS)は、売上高が前期比42.6%増加し、営業利益は3.1倍、親会社の所有者に帰属する当期利益は4.7倍となり、当期利益などが4期ぶりに最高を更新した。今期・23年3月期の予想は売上高を17.1%増とし、各利益は57%減から68%減としたが、原油相場、銅などの非鉄金属相場の動向によっては前期のようなこともあり得ると期待されている。

 自社株買いは、取得総数3億株(自己株式を除く発行済株式総数の9.30%)、取得総額1000億円を上限に、2022年5月16日から同年12月30日まで行う。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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