任天堂が切り返し堅調、「サウジアラビア政府系ファンド」の報道などで日経平均600円安に逆行

■9月に株式10分割を予定、新たな投資家層の参入に期待強い

 任天堂<7974>(東証プライム)は5月19日、朝方の1.7%安(1020円安の5万8250円)を下値に切り返し、0.9%高(590円高の5万9860円)まで上げる場面を見せて底堅い相場となっている。日経平均採用銘柄で、日経平均が600円安の割に強いとの見方。「サウジ政府系ファンド、任天堂株5%取得、日本のゲーム株物色」(日本経済新聞5月19日付朝刊)と伝えられたこと、9月に株式10分割を予定することなどが買い材料視されている。

 「サウジアラビアの政府系ファンド(SWF)であるパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)は任天堂株を5.01%取得した。18日付で関東財務局に提出された大量保有報告書で分かった」(同)と伝えられた。任天堂は9月30日現在の株主の保有株を対象に1株を10株とする株式分割を行うと5月10日に発表済み。サウジのファンドがこれを買い材料視しているかどうかは定かでないが、分割後は最低投資金額が現在の10分の1になるため、ゲームのファンが投資家としても参入してくる期待が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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