【株式市場】日経平均は110円高から値を消し57円安、百貨店株などは活況高

◆日経平均は2万7604円37銭(57円10銭安)、TOPIXは1926.05ポイント(9.44ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億735万株

 9月2日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が取引開始直後の110円09銭高(2万7772円37銭)を上値にダレ模様となり、中盤に90円73銭安(2万7570円74銭)まで軟化し、前引けも軟調となった。NY株式市場では、ダウとS&P500種は反発したが、半導体株指数とNASDAQ指数は続落。自動車株などは重かった。半面、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)などの百貨店株は8月の月次動向の大幅な伸びなどを受け活況高。王子HD<3861>(東証プライム)などの紙パ株やSOMPOホールディングス<8630>(東証プライム)などの損保もしっかり。

 レオン自動機<6272>(東証プライム)が目立って反発し第1四半期の好決算や食品業界の原料高や値上げにともなう製造機械の更改需要に期待。大和コンピューター<3816>(東証スタンダード)はインドネシアの農協のDX化を支援する政府事業への採択が好感され急伸ストップ高。東京通信<7359>(東証グロース)は任天堂「Nintendo Switch」へのゲームコンテンツ配信の第二弾を9月1日開始との発表など好感され一時急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億735万株、売買代金は1兆2169億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は457銘柄、値下がり銘柄数は1302銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種の値上がりにとどまり、保険、パルプ紙、海運、証券商品先物、小売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  2. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  3. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  4. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  5. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  6. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る