【株式市場】日経平均は178円高、後場は一進一退だが上げ幅保ち反発

◆日経平均は2万7457円89銭(178円09銭高)、TOPIXは1938.64ポイント(25.97ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億2885万株

 6月1日(水)後場の東京株式市場は、大手商社株が脱コロナ経済再生期待などで一段ジリ高となり、自動車株も円安と証券会社によるセクター評価などを受けて一段と上げ、重工業株も防衛装備品の輸出緩和など買い材料に一段と強含んだ。日経平均は173円高で始まり、13時にかけて上げ幅を120円前後まで縮めたが14時過ぎには200円近くまで持ち直し、大引けも堅調で大幅反発となった。

 後場は、デサント<8114>(東証プライム)が中国で都市封鎖の解除が広がる期待など言われて一段ジリ高となり、オンワードホールディングス<8016>(東証プライム)は5月締めの四半期業績への期待などで一段高。タカトリ<6338>(東証スタンダード)はパワー半導体装置の大口受注などで大引けまで買い気配のままストップ高。松屋アールアンドディ<7317>(東証グロース)もオムロンヘルスケアによる提携強化・株式買い増しなど受け大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億2885万株(前引けは6億1131万株)、売買代金は2兆8972億円(同1兆4529億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1546(前引けは1497)銘柄、値下がり銘柄数は258(同297)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、輸送用機器、水産農林、海運、繊維製品、機械、銀行、保険、陸運、ガラス土石、ゴム製品、、パルプ紙、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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