マルマエが新中期計画を策定、前計画を達成できる見通しとなり8月の決算発表を待たずに開示

■売上高140億円(今期予想は83億円)、営業利益42億円(同23億円)などめざす

 マルマエ<6264>(東証プライム)は6月3日15時、2023年8月期から2025年8月期までの3年間を計画期間とする新しい中期事業計画「Innovation2025」(22年9月1日~2025年8月31日:23年8月期から2025年8月期)を発表した。

 同社は、半導体/FPD製造装置の真空パーツを作るノウハウなどの技術力で先行し、急変動する半導体やFPD市場に柔軟に対応できる設備力、ワンストップ受注に対応する多工程生産能力などで、売上高、各利益とも連続最高を更新してきた。

 数値目標として、計画期間中に売上高140億円(22年8月期の予想は83億円、22年4月の上方修正値)、営業利益42億円(同23億円)などを掲げた。

 現在進行中の中期事業計画「Innovation2022」(19年8月期~22年8月期)で掲げた数値目標(売上高70億円、営業益20億円など)が22年4月に発表した業績予想の上方修正で開示したように、数値目標については達成できる見通しとなったことに加え、従来は当期決算の発表と共に次期中期事業計画を発表していたが、早期に新計画を策定し新たな投資計画等の成長プランを実行することで機会損失をさけることとした。

【名称】中期事業計画「Innovation2025」
【期間】2022年9月1日~2025年8月31日(2023年8月期から2025年8月期)
【中期事業方針】
(1)方針は「革新」:生産手法や管理手法を革新することで永続できる企業を目指す。
(2)数値目標は、計画期間中に売上高140億円、営業利益42億円を達成する。
(3)経営指標としてROICを採用する。
 ・資産ベースROIC:23%以上
 ・負債ベースROIC:19%以上
(4)株主還元:配当性向は、35%以上を目標とし、年間最低配当額は20円とする(ただし、最終損益が赤字となる場合は見直しを行う)
(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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