大阪チタニウムテクノと東邦チタニウムが連日高値、原料高効果などで証券会社の投資評価が相次ぐ

銘柄フラッシュ

■ロシア製品の代替として日系各社に発注拡大の動きもある様子

 6月6日の東京株式市場では、大阪チタニウムテクノロジーズ(大阪チタニウムテクノ)<5726>(東証プライム)が10%高の2584円(238円高)まで上げた後も活況で2018年以来の2500円台に進み、東邦チタニウム<5727>(東証プライム)は5%高の2554円(125円高)まで上げて2011年以来の高値を連日更新し、いぜん活況高を続けている。

 両銘柄とも、ロシアのウクライナ侵攻と同時期に動意を活発化しはじめ、対ロ経済制裁によるチタン原料の高騰、米欧の航空機メーカーがロシア製品の代替調達先として日系メーカーへの発注を拡大との観測報道などを受け、上げピッチが強まっている。証券会社の投資評価も強まり、大阪チタニウムテクノロジーズについては、6月2日にジェフリーズ証券が目標株価を1400円から3500円に引き上げたと伝えられたのに続き、6日は大和証券が790円から一挙3300円に見直したと伝えられ、騰勢に拍車がかかる形になった。

 東邦チタニウムの目標株価については、6月1日付で東海東京調査センターが1500円から2820円に引き上げたと伝えられたのに続き、6日は大和証券が1250円から2900円に見直したと伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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