クリーク・アンド・リバー社がクリエイティブ分野の子会社「Nextrek」を設立

■漫画に音楽や音声を融合した動画「モーションコミック」開発など推進

 クリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>(東証プライム)は7月7日の15時、同日開催の取締役会において、クリエイティブ分野の子会社「株式会社Nextrek」(読み:ネクストレック)を設立することを決議し、2022年7月28日(予定)に設立すると発表した。新会社は、漫画に音楽や音声を融合した動画「モーションコミック」の開発とYouTubeや自社プラットフォーム等での収益化事業を展開する。

■作家や出版社の収益拡大、クリエイターの新たな創作機会を提供

 漫画・アニメ・動画・映画・音楽・ゲーム等のコンテンツが、世界中の動画配信サービスや電子書店、SNSやNFTマーケットで展開されており、作家やクリエイターが生み出したコンテンツの多角的な収益化は世界の趨勢となっている。

 そのような中、設立する新会社は、漫画に音楽や音声を融合した動画「モーションコミック」の開発とYouTubeや自社プラットフォーム等での収益化事業を展開する。これにより、日本が世界に誇るコンテンツである漫画を海賊版の脅威から守りながら、作家や出版社のグローバルにおける収益拡大、映像や音楽クリエイターの新たな創作機会の提供を通じて、同社グループのミッションである「プロフェッショナルの生涯価値の向上」と「クライアントの価値創造への貢献」の実現を目指していく。

 また、当社が保有する日本最大級の開発チーム「C&R Creative Studios」発の新たなビジネスモデルの開発や新人を発掘する「漫画LABO」を通じたクリエイターの育成等、これまで見出されていない新たな才能を活かす事業やサービスで、世界における日本のクリエイティブの更なる発展に貢献していく。

 同社の井川幸広社長は、同日夕方に開催したオンライン決算説明会で、作家や出版社の国際レベルでの収益拡大や、クリエイターへの新たな創作機会の提供に言及し、「NFTマーケットに作品やコンテンツが並ぶと、コレクターだけでなく投資家の注目も集まるため、これまでにない評価が発生する」とした。

<株式会社Nextrek 概要>
【商 号】:株式会社 Nextrek(ネクストレック)
【設 立】:2022年7月28日(予定)
【本店所在地】:東京都港区新橋四丁目1番1号、新虎通りCORE
【事業内容】:モーションコミックの開発・配信事業
【資 本 金】:10,000千円
【出資比率】:C&R社65%
(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る