【株式市場】日経平均は一時500円高まで上げ269円高、参議院選での与党「大勝」など好感

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◆日経平均は2万6787円00銭(269円81銭高)、TOPIXは1907.90ポイント(20.47ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億8665万株

 7月11日(月)前場の東京株式市場は、参議院選で与党が「大勝」と伝えられ、経済活発化の大前提となる政治の安定が強まったとの見方などから株価指数の先物が先行高となり、日経平均は375円高で始まり午前9時40分頃に544円98銭高(2万7062円17銭)まで上げ、取引時間中としては今年6月28日以来の2万7000円台を回復した。ただ、米NASDAQの5日続伸にかかわらず、値がさ半導体株に朝高のあと値を消す銘柄が目立ち、中盤、円相場が24年ぶりに1ドル137円台と伝えられても反応薄。日経平均の前引けは上げ幅200円台となった。

 日本通信<9424>(東証プライム)が年初来の高値に進み、KDDI<9433>(東証プライム)の大規模な通信障害を受けて通信回線を分散させる需要への期待などで値上がり率1位。ソフトバンク<9434>(東証プライム)も年初来の高値。新日本科学<2395>(東証プライム)はワクチン開発に向けた前臨床・臨床増加の見方で年初来の高値を更新し、ミズホメディー<4595>(東証スタンダード)はPCR検査の再拡大など言われて年初来の高値を更新。クシム<2345>(東証スタンダード)は未定だった通期業績予想やNFT事業への取組などへの期待再燃とされ大きく出直り、東京通信<7359>(東証グロース)は、「ニンテンドースイッチ」へのゲームコンテンツ配信など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億8665万株、売買代金は1兆3891億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1545銘柄、値下がり銘柄数は247銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が値上がりし、精密機器、鉱業、医薬品、石油石炭、保険、不動産、輸送用機器、陸運、ゴム製品、その他金融、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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