【株式市場】日経平均は475円安で4日ぶり反落、後場は一時534円安だが水産株など高い

東京証券取引所

◆日経平均は2万6336円66銭(475円64銭安)、TOPIXは1883.30ポイント(31.36ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億6110万株

 7月12日(火)後場の東京株式市場は、中国で再び行動制限や都市封鎖が強化される懸念が前場に続いて漂い、6月の企業物価指数9%増加も業績へのコスト圧迫懸念になるとされ、日経平均は前場より50円安い508円安で始まった。鉄鋼株、自動車株などが一段軟調となり、値がさ半導体株も一段軟化した。ハウス食品グループ本社<2810>(東証プライム)などは前場安値を割らず底堅く、終盤はマルハニチロ<1333>(東証プライム)などが食糧安保株買いなどで上げたが、日経平均は13時45分頃に534円02銭安(2万6278円28銭)まで下押し、大引けも4日ぶりの反落となった。

 後場は、三ッ星<5820>(東証スタンダード)が急動意のストップ高となり、債務者(当社)と債権者との訴訟に関する発表など材料視され思惑買いの見方。オーネックス<5987>(東証スタンダード)は金属熱処理工程でCO2ガスをほとんど排出しない「ガス窒化法」で先行しSDGs投資資金が注目とされ一段高。コアコンセプト・テクノロジー<4371>(東証グロース)は波状的ジリ高傾向とあって金型設計システム事業の譲受への期待再燃とされ出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は10億6110万株(前引けは5億2051万株)、売買代金は2兆4593億円(同1兆2238億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は161(前引けは130)銘柄、値下がり銘柄数は1654(同1673)銘柄。

 また、東証33業種別指数は水産農林1業種の値上がりにとどまった。前引けは3業種:水産農林、電力ガス、保険が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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