アステラス製薬が実質的な上場来高値を更新、新薬候補に「良好なトップライン結果」

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■米利上げ後に景気後退なら薬品株の魅力が相対的に増す期待も

 アステラス製薬<4503>(東証プライム)は7月27日、再び上値を追って始まり、午前9時30分にかけて2205.0円(80.5円高)まで上げ、約1ヵ月ぶりに株式分割を調整後の上場来高値を更新した。26日の17時に、進行性尿路上皮がんを対象とした新薬候補の併用療法で良好なトップライン結果が判明と発表。昨夜のNY株式市場でも値上がりし、好感買いが先行している。

 26日の17時、「抗体-薬物複合体『PADCEV(エンホルツマブ ベドチン)』進行性尿路上皮がんを対象とした一次治療としてのぺムブロリズマブ併用療法で良好なトップライン結果が判明」と発表し、好感買いが先行した。また、米国27日に予想される大幅な利上げによっては景気後退ムードが強まる可能性があり、その場合、薬品株がディフェンシブ(防衛的)銘柄として相対的に魅力を増す可能性があるとして注目する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る