細谷火工など高い、米下院議長の訪台迫るとされ中国「必ず報復」に投機妙味増す

■ペロシ氏2日夜に台湾へ到着し3日に蔡英文総統と会談の観測

 細谷火工<4274>(東証スタンダード)は8月2日、飛び出すように出直り、午前10時過ぎに値上がり率6%に迫る1212円(64円高)まで上げて今年7月8日以来の1200円台を回復している。照明弾などを製造し、防衛関連株の一角。「『米下院議長、近く訪台』報道、中国『必ず報復』警告」(日本経済新聞8月2日朝刊)と伝えられ、投機妙味の増す展開となっている。石川製作所<6208>(東証スタンダード)も高い。

 報道によると、「ペロシ氏は2日夜に台湾へ到着し、3日に蔡英文総統と会談する」との観測。中国側は、「1日の記者会見で『中国人民解放軍は決して座視することはない。必ず断固として強力な報復措置をとる』と強調した」とされる。ただ、一説によると、中国外務省の記者会見は政府や党の高官も見るようで、報道官によっては高官のウケを意識することがあるとされ、「軍が強力な報復措置を」というのは身内に向けたウケ狙いだったのではないかとの見方もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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