日本板硝子は急伸し戻り高値を更新、第1四半期が大幅増益となり第2四半期の予想を大幅増額

■第2四半期の予想営業利益は従来予想を57%上回る見込みに

 日本板硝子<5202>(東証プライム)は8月8日、急伸して始まったあともジリ高傾向となり、午前9時40分には16%高の457円(62円高)まで上げ、今年3月下旬以来、3ヵ月半ぶりに戻り高値を更新している。5日15時に発表した第1四半期連結決算(2022年4~6月、IFRS)が前年同期比で売上高20.5%増、税引前利益59.5%増などとなり、第2四半期と3月通期の連結業績予想を増額修正し、好感買いが先行している。

 第2四半期の連結業績予想(22年4~9月・累計)は、「特に建築用ガラス事業を中心に第1四半期の業績が当初想定を上回ったことを踏まえて上方修正し」、売上高は従来予想を12.5%上回る3600億円の見込みに、営業利益は同57.1%上回る110億円の見込みに、税引前利益は同2.3倍の90億円の見込みに見直した。

 一方、3月通期の予想は売上高のみ従来予想を6.2%増額修正し、各利益は据え置いた。「原燃材料費の高止まりやインフレ拡大および金利上昇による潜在的な景気後退などのリスク要素」によるとした。ただ、通期の予想営業利益は180億円で、増額した4~9月の予想からみると上振れ余地があるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■千葉県匝瑳市で画期的な太陽光発電技術の共同実証実験  積水化学工業<4204>(東証プライム)と…
  2. ■NNP技術を用いた高速計算でCMPスラリーのメカニズムを初めて解析  レゾナック・ホールディング…
  3. ■生きものの文章を読みながら、楽しく読解力が身につく  学研ホールディングス<9470>(東証プラ…
2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■オーナーチェンジと成長するJリーグ、投資機会広がる  秋の到来とともに、スポーツ界では「天高く馬…
  2. ■優勝争いにオーナーチェンジも絡むJリーグ関連株に先手妙味  秋の諺で「天高く馬肥ゆる秋」がある。…
  3. どう見るこの相場
    ■「暑さ寒さも彼岸まで」は幻想?  「暑さ寒さも彼岸まで」とは、気象上の諺である。さしものの猛暑や…
  4. ■9月相場を制するのは高配当株!安定収入と株価上昇の両立を目指す  9月の株式市場は、日米の政治情…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る