石油資源開発やINPEXが高い、原油高が再燃、減産の観測

■石油資源開発は9月中間配を従来予想の70円から110円に

 石油資源開発<1662>(東証プライム)は8月30日、2日続伸基調で始まり、取引開始後は4060円(140円高)まで上げ、約1週間前につけた2015年以来の高値4095円に迫っている。NY原油相場が中東産油国にロシアなどが加盟する「OPECプラス」で減産の可能性やリビアの政情不安を受けて高いため買い材料視されている。また、8月初旬に9月中間配当を従来予想の70円から一挙に110円へと見直す発表を行ったため、配当目的の買いもあるようだ。

 もっとも、配当額の大きい銘柄の場合、妥当値幅以上に株価が下がり、その後の回復が容易でない銘柄もあるため、土壇場の権利付最終日に配当目的で投資するのはリスキーとの指摘もある。今回は原油高が背景にあるため株価は強いが、リスキーと見る向きは12月決算のINPEX<1605>(東証プライム)に注目する様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る