【株式市場】日経平均は104円安、反落だが後場はもみ合いの下値をジリジリ上げる

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8091円53銭(104円05銭安)、TOPIXは1963.16ポイント(5.22ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億3218億円

 8月31日(水)後場の東京株式市場は、第一生命HD<8750>(東証プライム)が水準を一段上げてもみ合い、業かいの新型コロナ給付金の支払い厳格化など好感。高島屋<8233>(東証プライム)は中盤にかけて一段高となり、北の達人コーポ<2930>(東証プライム)は終盤までジリ高継続など、首相会見で入国規制や観光に関する緩和方針が示されたことを受け、百貨店、小売り株が高い。一方、前引けにかけて上げた空運、鉄道株などは一服模様。日経平均は105円安で始まり、前場の高値(90円78銭安の2万8104円80銭)に何度も迫りながら推移し、大引けは前日比反落だが底堅かった。

 後場は、プレステージ・インターナショナル<4290>(東証プライム)が一段高となり、コロナ給付金の支払い条件見直しやオミクロン対応ワクチンに関する問い合わせの需要増加などへの期待が言われ、イオンファンタジー<4343>(東証プライム)もワクチン接種拡大による人流活発化期待などで一段高・高値更新。RVH<6786>(東証スタンダード)は再生エネ企業の完全子会社化など好感され朝から大引けまで回気配のままストップ高。ぷらっとホーム<6836>(東証スタンダード)は赤字縮小傾向への期待に加え仮想通貨Eサリアムのマイニング(発掘)新方式への移行など材料視されストップ高。ブロードエンタープライズ<4415>(東証グロース)はミサワホーム系への製品納入等材料視され前場ストップ高のまま後場は大引けまで買い気配で推移。

 東証プライム市場の出来高概算は13億3218億円(前引けは4億9092万株)、売買代金は3兆2723億円(同1兆2273億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は599(前引けは470)銘柄、値下がり銘柄数は1161(同1314)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは7業種)が値上がりし、空運、保険、陸運、サービス、ガラス土石、輸送用機器、水産農林、その他金融、証券商品先物、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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