HOYAが出直り強める、日経225採用に加え一段の円安観測による為替益の期待も

証券取引所 銘柄

■第1四半期は最高更新、第2四半期の為替想定は対ドル125円

 HOYA<7741>(東証プライム)は9月6日、続伸幅を広げる相場となり、午前9時30分過ぎに6%高の1万4960円(870円高)まで上げ、その後も1万4800円台で推移。8月17日につけた戻り高値1万5160円に向けて出直っている。日経225種平均株価の構成銘柄の定時見直し(毎年9月末に入替え)での採用を日本経済新聞社が5日夕刻に発表し、指数連動運用ファンドからの組み入れ買い需要が期待されるほか、一段の円安観測が漂う中で、為替差益による業績上乗せ期待も出ている。

 第1四半期の連結決算(2022年4~6月)は「過去最高の四半期売上・利益を更新」(決算説明会プレゼンテーション資料)した。「円安により売上収益は133億円、税前利益は43億円のプラス。当期レートはUSD(対米ドル)131.25円、EUR(対ユーロ)138.75円」(同)となった。第2四半期の為替想定レートはUSD125円、EUR135円としており、直近の1ドル140円40銭前後、1ユーロ139円70銭前後に照らし、対ドルでは15円の為替差益圏内となっている。

 日経225種平均の採用銘柄は、HOYA、日本電産<6594>(東証プライム)、SMC<6273>(東証プライム)。一方、除外銘柄はOKI(沖電気工業)<6703>(東証プライム)、ユニチカ<3103>(東証プライム)、マルハニチロ<1333>(東証プライム)と発表された。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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