【株式市場】日経平均は796円安、5日ぶりに下げ2万8000円を割り込む、NY株の大幅安に押される

◆日経平均は2万7818円62銭(796円01銭安)、TOPIXは1947.46ポイント(39.11ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億48万株

 9月14日(水)後場の東京株式市場は、JR東日本<9020>(東証プライム)が中盤から一段と強含んで安定的に前日比プラス圏で推移し、日本航空<9201>(東証プライム)や旅工房<6548>(東証グロース)は堅調なまま推移し、「GoTo」に代わる新たな旅行喚起策への期待が継続。大手銀行株は徐々に持ち直しみずほFG<8411>(東証プライム)は終盤に小高くなった。ただ、前引けにかけて持ち直したトヨタ自<7203>(東証プライム)は再びダレるなど重い銘柄は多く、日経平均は627円安で始まり、中盤に前場の安値(818円99銭安の2万7795円64銭)に迫る場面があったが、大引けにかけては下げ幅を700円台に縮めた。5日ぶりの反落となり、5日ぶりに2万8000円を割り込んだ。

 後場は、三洋貿易<3176>(東証プライム)が中盤から尻上がり隣9月決算の上振れ期待など再燃の様子。不二硝子<5212>(東証スタンダード)はファイザーなどが厚労省に新型コロナ改良ワクチンを申請し治験用具への需要が期待されて前場ストップ高で売買されたあと大引けまで買い気配。鈴与シンワート<9360>(東証スタンダード)も前場ストップ高で売買されたあと大引けまで買い気配となり、電子給与明細」などを提供するため「デジタル給与」関連銘柄とされて3日連続ストップ高。スマレジ<4431>(東証グロース)は一段と強含んで推移し引き続き四半期決算など好感され続伸。

 東証プライム市場の出来高概算は12億48万株(前引けは5億7693万株)、売買代金は3兆621億円(同1兆4782億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は131(前引けは162)銘柄、値下がり銘柄数は1675(同1636)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種が値上がり(前引けは鉱業1業種のみ値上がり)し、空運、鉱業、が高く終わった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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