【株式市場】日経平均は265円安、米利上げ、NY株安など影響するが材料株は強い

◆日経平均は2万7047円37銭(265円76銭安)、TOPIXは1908.55ポイント(12.25ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億8619万株

 9月22日(木)前場の東京株式市場は、米国の0.75%利上げ、NYダウ522ドル安を受け、日経平均は259円安で始まったあと午前10時40分にかけて357円95銭安(2万6955円18銭)まで下押したが、前引けにかけては2万7000円を回復した。ロシアの予備役招集・戦力増強を受けて三菱重工<7011>(東証プライム)などの防衛関連株が高く、旅行喚起策への期待からJR東日本<9020>(東証プライム)や三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)なども堅調。個別物色は活発で外資支援観測の東芝<6502>(東証プライム)も堅調となった。

 チェンジ<3962>(東証プライム)が子会社の行政デジタル化サービス拡大、最高益予想などへの買い再燃とされて出直り拡大。レノバ<9519>(東証プライム)は大規模太陽光発電所、バイオマス発電事業所の増加など見直され高値に向けて反発。テンポイノベーション<3484>(東証プライム)は脱コロナによる飲食店の回復は追い風とされ出直り拡大。アイビーシー<3920>(東証スタンダード)は、世界初の『IT障害ゼロを目指す』新機能や記念配当など好感されストップ高。マイクロ波化学<9227>(東証グロース)は昨夜の株式番組の特集コーナーで取り上げられ新規上場後の売買制限を通過とされて活況高。VALUENEX<4422>(東証グロース)は業績回復を買う相場が再燃とされ急反発し高値更新。

 東証プライム市場の出来高概算は5億8619万株、売買代金は1兆3335億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は428銘柄、値下がり銘柄数は1318銘柄。

 東証33業種別指数は陸運1業種のみ値上がりし、値下がり率の小さい業種は食料品、卸売り、その他製品、電力ガス、輸送用機器、などとなっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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