東邦亜鉛が一段高、群馬環境リサイクルセンターの株式譲渡を巡り期待と思惑

■35%保有、古河機械金属が10月1日付で完全子会社化へ

 東邦亜鉛<5707>(東証プライム)は9月27日、一段と出直って始まり、取引開始後は9%高の1070円(91円高)まで上げて約1か月前につけた高値1082円に迫っている。同社が35%保有し古河機械金属<5715>(東証プライム)が65%保有する群馬環境リサイクルセンター株式会社(群馬県高崎市、GKR社)の株式を巡り期待と思惑が強まっているもようだ。

 GKR社は古河機械金属の連結子会社。古河機械金属は9月初旬にGKR社の全株式の取得を発表し、10月1日付で「東邦亜鉛が保有するGKRの全株式を取得し完全子会社化する」としたが、金額には触れていない。一方、東邦亜鉛の「プレスリリース」には直近までGKR社の株式譲渡に係る開示が特段見受けられず、譲渡額などを巡って期待や思惑が漂っているという。株式市場関係者の中には、「10月1日」が迫ってきたため、近々何らかの開示がありそうと注目する動きが出ているもようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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