【株式市場】日経平均は反落225円安、後場一時516円安まで下押すが終盤は持ち直す

株式

◆日経平均は2万8027円25銭(225円17銭安)、TOPIXは1967.60ポイント(24.06ポイント安)、出来高概算(東証1部)は14億442万株

 3月30日(水)後場の東京株式市場は、黒田日銀総裁が岸田首相に呼ばれたと伝わり、現行の超低金利維持作に変化かと様子見ムードが広がり、日経平均は前引けを100円下回る465円安で始まり、13時40分頃には516円15全安(2万7736円27銭)まで下押す場面があった。この時間にかけてトヨタ自<7203>(東1)や東京エレク<8035>(東1)などが一段安。一方、NTT<9432>(東1)は回復傾向となり住友鉱<5713>(東1)も持ち直した。日経平均は大引けてけっこう持ち直し、大幅反落だが底堅かった。

 後場は、テモナ<3985>(東1)が一段ジリ高となりサブスクリプションビジネス支援サービスの拡大などに期待再燃。サニックス<4651>(東1)は太陽光発電関連事業に残存者利得発生の期待など言われ一段高。パレモHD<2778>(東2)は今期の業績予想など好感され一段と上げストップ高。サイバートラスト<4498>(東マ)はセキュリティ対策でサーバー証明などへの需要増加の期待などで再び一段高。翻訳センター<2483>(JQS)は業績上振れ観測などで上げ幅拡大。

 3月30日に新規上場となったギックス<9219>(東マ)は朝の取引開始と同時に1100円(公開価格1070円の3%高)で初値をつけ、高値は直後の1130円、その後は次第に値を消し、後場もダレ模様で大引けは985円となった。

 東証1部の出来高概算は14億442万株(前引けは6億7215万株)、売買代金は3兆4315億円(同1兆6523億円)。1部上場2176銘柄のうち、値上がり銘柄数は715(前引けは478)銘柄、値下がり銘柄数は1399(同1656)銘柄。

 また、東証33業種別指数は前引けと同様に2業種(空運、ゴム製品)の値上がりにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る