WASHハウスが後場一段高、台湾の半導体大手TSMC九州進出で「シリコンタウン」に期待の見方

■業績は回復傾向で各利益とも4期ぶり黒字化の見込み

 WASHハウス<6537>(東証グロース)は10月26日の後場、一段高で始まり、13時にかけて15%高に迫る276円(35円高)まで上げて下値圏から再び出直っている。本社を宮崎県に置いてコインランドリーを広域展開し、今12月期の業績は各利益とも4期ぶりに黒字化の見込み。加えて、台湾の半導体大手TSMC(台湾積体電路製造)がソニーグループ<6758>(東証プライム)などと合弁で熊本県に新工場を設置することで人口増加が見込めることも思惑買いを呼ぶとの見方が出ている。

 TSMCの合弁工場が置かれるのは熊本県菊陽町とされている。稼働は2024年の見込みで、直接従事する従業員数は1700人規模とされるが、半導体の製造には「川上」から「川下」まで多くの関連産業がかかわる。さる10月8日には、「大和ハウス、TSMC熊本工場の周辺開発 関連工場建屋や住宅建設」(日本経済新聞10月8日付朝刊)との報道があり、「TSMCの進出に伴い、周辺不動産の価格は上昇している」(同)などと伝えられた。「シリコンタウン」が形成されつつあるようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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