JCRファーマが大きく出直る、「有事におけるワクチン生産」の新工場に期待強まる

■「平時はバイオ医薬品を製造」、独自の血液脳関門通過技術に関わる製剤も

 JCRファーマ<4552>(東証プライム)は10月27日、続伸基調となり、9%高の2226円(179円高)まで上げた後も7%高前後で推移し、2日続けて大きく出直っている。26日の15時30分に「新製剤工場の建設に関するお知らせ」を発表し、注目を集めた。「有事におけるワクチンの受託生産体制を整えることを目的に」、政府の補助金を用いて新工場を設置するとした。「平時はバイオ医薬品を製造」し、神戸市サイエンスパーク内に建設する。

 発表によると、総工費は200億円、ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業にかかる補助金を活用する。隣接する竣工予定の新原薬工場と連携し、平時は本新工場において当社のバイオ医薬品を製造する。同社はこれまでバイオ医薬品の研究、開発、製造を自社で一貫して行っており、現在、独自の血液脳関門通過技術『J-Brain Cargo』を用いた複数のタンパク質製剤の研究開発を順次進めているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る