【株式市場】日経平均は58円高、NY株安かったが中盤の61円安を下値に持ち直す

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7646円34銭(58円88銭高)、TOPIXは1937.76ポイント(8.33ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億3187万株

 11月1日(火)前場の東京株式市場は、中間決算や四半期決算などの発表が本格化する中で、業績予想の増額修正も発表した小松製作所<6301>(東証プライム)やANAホールディングス<9202>(東証プライム)、日本たばこ産業<2914>(東証プライム)などが上げ、1日に発表予定の日本製鉄<5401>(東証プライム)も高い。第一三共<4568>(東証プライム)は連日好感され上場来の高値。日経平均はNY株式の反落などを受けて上値が重かったが、27円高で始まり、午前10時前の61円28銭安(2万7526円18銭)を下値に切り返し、前引けにかけて61円87銭高(2万7649円33銭)まで上げて堅調となった。

 パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)が大きく上げ、通期利益予想は下方修正したが米国で2拠点目となるEV用電池工場の建設などに期待先行。東洋水産<2875>(東証プライム)は31日昼の発表後売買交錯だったが一夜明けて買い優勢となり大きく反発。メルカリ<4385>(東証プライム)は第1四半期の大幅増益とクレジットカード事業への進出が好感され活況高。上場5日目のリンカーズ<5131>(東証グロース)は一段と上げ最高値更新。ジーネクスト<4179>(東証グロース)はお客様相談室向け顧客対応システムなど注目され一段と出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3187万株、売買代金は1兆6276億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は881銘柄、値下がり銘柄数は862銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種が値上がりし、卸売り、食料品、鉄鋼、鉱業、石油石炭、非鉄金属、機械、空運、倉庫運輸、サービス、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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