トライアイズは後場一段と上げ年初来の高値を更新、前週発表の特別利益など受け熟慮の買いが入ったとの見方

■今12月期の業績予想は売上高など下方修正したが純利益は黒字転換に修正

 トライアイズ<4840>(東証グロース)は11月1日、ジリ高傾向となり、後場一段と上げて14時過ぎに11%高346円(35円高)をつけ、約1ヵ月ぶりに年初来の高値を更新している。10月28日の夕方に固定資産の譲渡による特別利益の発生と借入金の返済、2022年12月期の連結業績予想の修正を発表。翌取引日の10月31日は前日比変わらずで終わり反応薄だったが、11月1日になって実際に買う動きが現れ、株価が動き出したと見られている。

 今12月期の業績予想は、今年2月に開示した業績予想に比べてファッションブランド事業の売り上げ回復が重く、投資事業においても収益物件の入替のための投資物件の売却が当初の計画より遅れたことにより、連結売上高は従来予想を21.2%下回る見込みとし、営業・経常利益は赤字の見込みとした。一方、親会社株主に帰属する当期純利益は予想の2.9倍の3億5800万円の見込みで黒字転換とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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