【株式市場】日経平均は344円高、後場は高値もみ合いだが2日続けて上げ幅300円台で大幅続伸

◆日経平均は2万7872円11銭(344円47銭高)、TOPIXは1957.56ポイント(23.47ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増勢となり13億4469万株

 11月8日(火)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)、三井物産<8031>(東証プライム)などが一段と上げて始まり、米中間選挙後は景気対策に軸足の期待など言われ、郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は伸び悩んだが上げ幅を保って推移。第一生命HD<8750>(東証プライム)はアイペットHD<7339>(東証グロース)へのTOB(株式公開買付)が好感されて活況高。不動産株も高い。日経平均は397円高で始まり、13時頃に前場の高値(415円63銭高の2万7943円27銭)に急接近し、大引けは2日続けて上げ幅300円台で大幅続伸となった。

 後場は、王子HD<3861>(東証プライム)が一段と強含み、13時に四半期決算を発表した後は売買交錯に転じたが値を保ち前日比で大きく反発。13時半に発表した科研製薬<4521>(東証プライム)は一段と強含み、三菱ケミカルHD<4188>(東証プライム)は一段高。14時に発表した明治HD<2269>(東証プライム)は一段と強含んだ。アサヒ衛陶<5341>(東証スタンダード)は11月決算への期待など言われ一時ストップ高。メディネット<2370>(東証グロース)は九州大学の研究グループとの共同研究の成果が海外学術誌に掲載との発表を受け14時過ぎから急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は13億4469万株(前引けは6億4854万株)、売買代金は3兆3237億円(同1兆6351億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1431(前引けは1357)銘柄、値下がり銘柄数は335(同399)銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種(前引けは32業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉱業、保険、不動産、化学、繊維製品、情報通信、精密機器、電気機器、水産農林、機械、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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