生化学工業は未定だった3月通期の業績予想を開示し中間・期末配当を増配

■中間・期末配当とも前回予想に対し各々2円増の13円、年26円に

 生化学工業<4548>(東証プライム)は11月8日の夕方、2023年3月期・第2四半期の連結決算と未定だった今3月期の連結業績予想、中間・期末配当予想の修正(増配)を発表した。

 中間配当は、5月に公表した前回予想に対し、1株につき2円増の13円の予定とし、3月期末配当も同2円増の13円の予定とした。これにより、年間配当金は26円(前期比4円の増配)を予定する。

 2023年3月期の連結業績予想については、国内医薬品の数量増加などの一方で、国内における薬価引き下げの影響を大きく受けることから、売上高を335億円(前期比3.9%減)とした。利益については、米国で実施中の腰椎椎間板ヘルニア治療剤SI-6603追加臨床試験の被験者組み入れが完了したことに伴い研究開発費の減少を見込むが、為替換算を含む海外子会社の費用の増加に加え、減収の影響により、営業利益は17億円(同62.2%減)を予想。親会社株主に帰属する当期純利益は26.50億円(同29.0%減)を予想するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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