【株式市場】日経平均は44円安、半導体株や鉄鋼、海運、紙パ、商社株などは高い

◆日経平均は2万7827円16銭(44円95銭安)、TOPIXは1954.00ポイント(3.56ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億4242万株

 11月9日(水)前場の東京株式市場は、NY株の3日続伸、半導体株高などを受けてアドバンテスト<6857>(東証プライム)などが続伸基調となり、米中間選挙後は景気回復策も強まるといった期待で日本製鉄<5401>(東証プライム)、日本郵船<9101>(東証プライム)、三井物産<8031>(東証プライム)なども高い。王子HD<3861>(東証プライム)は四半期決算も好感されて続伸基調。自動車株は円高のため安く始まったがホンダ<7267>(東証プライム)などは徐々に堅調転換。日経平均は取引開始直後の54円41銭高(2万7926円52銭)を上値に伸びきれず、午前11時にかけて88円41銭安(2万7783円70銭)まで軟化し、前引けも前日比で反落模様だった。

 BEENOS<3328>(東証プライム)がストップ高となり通期の業績予想を初めて第3四半期決算発表で開示したことなど好感。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は10月の月次売上高など好感され実質上の最高値を更新。フィンテックグローバル<8789>(東証スタンダード)は9月決算の大幅増益と今期予想など好感され急伸。UEX<9888>(東証スタンダード)は四半期決算の大幅増益と配当性向の実質引き上げなど好感され急伸。キッズウェル・バイオ<4584>(東証グロース)は脳腫瘍の新規治療法に関する基礎研究に関する発表に続き第2四半期決算が材料視され再び急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は6億4242万株、売買代金は1兆7701億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は997銘柄、値下がり銘柄数は744銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種が値上がりし、海運、金属製品、パルプ紙、化学、建設、ガラス土石、鉄鋼、卸売り、電気機器、非鉄金属、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る