東京エレクトロンが高い、一転、減益の見込みだが国産の次世代半導体会社報道やNY株1200ドル高を好感

■トヨタやNTT、ソニーGなど次世代半導体を国産化と伝えられ材料視

 東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は11月11日、再び出直りを強めて始まり、取引開始後は7%高の4万3800円(2880円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。10日の15時に発表した第2四半期決算で通期の業績予想を下方修正し、各利益とも一転、減益の見込みとしたが、NY株式がダウ1200ドル高などと大幅に上げたことや、各メディアが「次世代半導体を国産化、トヨタやNTT、新会社に出資」(日本経済新聞11月11日朝刊)などと伝えたことなどが買い材料視されている。日経平均への寄与度の大きい銘柄で、注目度も高い。

 今3月期の通期連結業績予想は、「マクロ経済の減速懸念や地政学リスクにより、半導体メーカーの設備投資先送り・抑制の傾向が見られている」(発表リリースより)として、全体に下方修正し、営業利益は従来予想を23.7%下回る5460億円の見込み(前期比8.9%減)に修正した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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