【引け後のリリース】JIAが企業育成投資に本格進出

引け後のリリース

■プライベート・エクイティ事業の第1案件を発表し3年後の上場目指す

 オペレーティングリース事業やM&Aアドバイザリー事業などを展開するジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)<7172>(東マ)は5日の大引け後、プライベート・エクイティ事業に本格進出するため、100%出資により、PEファンドJPE第1号株式会社を設立し、第1案件として総合人材開発の日本マンパワー(東京都千代田区)グループのNMPスペシャリスト(東京都新宿区)の全株式を譲り受けたと発表した。NMPスペシャリスト社にバリューアップ投資を行ない、3年後の上場を目指す。

 発表によると、PEファンドJPE第1号株式会社は、将来的には投資家からの資金も受け入れる予定。このほど全株式を取得したNMPスペシャリスト社は、人材派遣、育成、研修などのほか各種業務ソフトの設計・開発等を行い、グループ入りと同時に日本マンパワー社と包括的業務提携契約を締結し、ジャパンインベストメントアドバイザーの主要顧客である全国の優良な中堅・中小企業向け人材の供給ならびに人材育成・人材教育及びキャリアアップ事業への参画を図る。また、ITと人材事業との融合を図り、3年後の上場を目指すとした。

 ジャパンインベストメントアドバイザーの5日の株価終値は1487円(17円安)。7月29日に自社株買い(自己株式の取得)と2015年12月期・第2四半期決算(15年1~6月)を発表し、自社株買いは7月30日から8月31日の間に12万株(保有自己株を除く発行済み株式総数の1.07%)、金額2億4000万円を上限に執行する予定を7月末で完了した。

 一方、12月通期の業績予想は連続大幅拡大の見込みで、売上高は前期比2.1倍、純利益は同55%増を見込む。株価水準は通期予想1株利益58.9円をベースにPER25倍台となり、類似銘柄にPER40倍台、30倍台がある中では割安感が強い。

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