【株式市場】好決算銘柄など強く日経平均は軟調だがJASDAQ平均は続伸高値

株式

■新規上場のアイモバイルは公開価格を割るが底堅い

◆日経平均の終値は1万7336円42銭(55円42銭安)、TOPIXは1382.01ポイント(0.69ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億120万株

 10月27日後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東1)などが軟調に転換した半面、13時に四半期決算や中国レノボとの提携検討を発表した富士通<6702>(東1)が急伸するなどで、日経平均は14時頃の113円72銭安(1万7278円12銭)を下値に幾分は持ち直した。主な株価指数では東証2部指数、日経JASDAQ平均が高く1月の年初来高値に迫った。

 日銀総裁の国会答弁を受けて第一生命保険<8750>(東1)野村ホールディングス<8604>(東1)などが持ち直し、14時に四半期決算を発表した大豊工業<6470>(東1)JFEコンテイナー<5907>(東1)が直後から急伸し、アスカネット<2438>(東マ)は空中結像プレートの海外展開などが好感されて一段高。ディーエムエス<9782>(JQS)は昨日の業績・配当予想の増額などが好感されて急伸。

 27日新規上場となったアイモバイル<6535>(東マ・売買単位100株)は9時10分に公開価格1320円を7%下回る1230円で売買が成立し初値がついた。高値は前場の1297円、大引けは1214円だった。

 東証1部の出来高概算は17億120万株(前引けは7億6997万株)、売買代金は1兆9449億円(同8798億円)。1部上場1985銘柄のうち、値上がり銘柄数は909(同910)銘柄、値下がり銘柄数は927(同916)銘柄。

 また、東証33業種別指数は14業種(前引けは16業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他金融、証券・商品先物、不動産、石油・石炭、陸運、鉱業、水産・農林、その他製品、などとなった。

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