【狙い場・買い場】JMSは透析、人工心肺など好調、今期大幅増益

狙い場・買い場

JMS<7702>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。今期急回復見通しで下値不安が少ないことから、注目したい。医療機器、医薬品の製造・販売及び輸出並びに輸入を行っている。

「患者第一主義」の企業理念に基づき、前期に引き続き「医療の安全」・「医療の効率化」・「再生医療」・「医療を必要とする方のQOLの向上」というテーマに、販売品目を4つのシステム群に分類し、輸液輸血群及び一般用品群では、医療の安全に貢献する輸液及び経腸栄養関連製品を、透析群では、医療の効率化に資する血液透析及び腹膜透析の両分野の製品を、循環器群では、膜型人工肺、人工心肺回路等の高付加価値製品を中心に、製品の開発・生産・販売を進め収益拡大に注力している。

今2015年3月期・第2四半期業績予想は、売上高280億円(前年同期比6.7%増)、営業利益2億5000万円(同5.4倍)、経常利益3億円(同2.1倍)、純利益1億5000万円(同2.1倍)を見込んでいる。第2四半期末配当予想は4円継続を予定している。

通期業績予想は、売上高580億円(前期比4.7%増)、営業利益7億円(同84.7%増)、経常利益8億円(同2.1倍)、純利益5億円(同3.6倍)を見込んでいる。 期末配当予想は4円継続を予定している。

株価は、6月23日につけた年初来の高値320円から7月9日安値291円まで小幅調整した後、もみ合っている。PBR0.47倍と割り負け、配当利回り2.6%と利回り妙味もソコソコあり、300円どころが下値として固まった感がある。7日に予定される第1四半期決算が順調に推移していれば、下値不安の少ない銘柄として水準訂正高が期待されることから、注目したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る