【株式市場】日経平均は77円高、NY株は安かったが保険、銀行、大手商社など高く防衛関連株も活況

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7315円54銭(77円90銭高)、TOPIXは1943.21ポイント(7.80ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は少な目で4億6783万株

 12月20日(火)前場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)やソニーG<6758>(東証プライム)が軟調に推移しNY株の4日続落など影響とされた一方、豊和工<6203>(東証プライム)などの防衛関連株が軒並み活況高。また、第一生命HD<8750>(東証プライム)や銀行株も堅調で日銀総裁の任期が到来する来年の金融政策を展望した期待との見方。海運株、大手商社株もしっかり。日経平均は19円高で始まり、午前9時30分頃に101円85銭高(2万7339円49銭)まで上げ、前引けにかけても堅調に推移した。

 ジェイテックコーポレーション<3446>(東証プライム)が連日活況高となり研磨装置の新製品を連日買い材料視。川崎汽船<9107>(東証プライム)は追加の株主還元をトップが検討との報道など好感され活況高。細谷火工<4274>(東証スタンダード)は防衛費のうち装備品の維持整備を8割増との報道など好感され急伸。ホクリヨウ<1384>(東証スタンダード)は鶏卵市況など材料視され戻り高値圏で急反発。

 新規上場のmonoAI technology<5240>(東証グロース)は買い気配のまま初値がつかず、前引けは1122円(公開価格660円の70%高)。また、INFORICH<9338>(東証グロース)も前引けは7820円(公開価格4600円の70%高)で買い気配。まだ初値はついていない。

 東証プライム市場の出来高概算は4億6783万株、売買代金は1兆1855億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1152銘柄、値下がり銘柄数は590銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種が値上がりし、海運、保険、鉱業、銀行、卸売り、不動産、繊維製品、陸運、石油石炭、水産農林、ゴム製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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