楽天は8%安となり好決算だが意外感なしの見方

株式市場 銘柄

 楽天<4755>(東1)は朝寄り後に8.1%安の1913.0円(169.5円安)まで軟化し、反落の始まりとなった。昨日の取引終了後に発表した2015年1~6月(第2四半期累計)の連結決算(国際会計基準)は営業利益、税引き前利益とも前年同期比24%増加するなどで好調だったが、総じて期待通りで意外感がないとの見方が出ている。売上高に相当する売上収益は20%増の3320億円だった。

 12月通期の業績見通しは毎回、数値を出さず、「株式市場の影響を受ける証券業を除き14年12月期(売上収益5985億6500万円、営業利益1180億9200万円)を上回ると見込む」とした。

 株価は4月から6月にかけて600円ほど下げ、その後は下げ幅の半値戻しの水準まで回復してもみ合っている状態。もみ合い相場での下値は1885.5円で、これを大きく割らない限り基調に変化はないと見ることができる。

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