【株式市場】日経平均は19円高、小反発、低PBR銘柄へのテコ入れ観測などで底堅い

◆日経平均は2万7382円56銭(19円81銭高)、TOPIXは1982.66ポイント(4.26ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億287万株

 1月27日(金)後場の東京株式市場は、値がさの半導体関連株が引き続き総じて軟調だった一方、午前10時から11時台に軟調だったトヨタ<7203>(東証プライム)は小高く推移するなど自動車株が堅調で、キヤノン<7751>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)もしっかり。日経平均は39円高で始まり、大引けまで小動きのまま小反発となった。

 後場は、ニチモウ<8091>(東証プライム)が一段と上げて高値更新幅を広げ、業績予想が保守的との見方に加え東証が低PBR企業にテコ入れとの報道も買い材料視。ヨシムラ・フード・ホールディングス(ヨシムラ・フードHD)<2884>(東証プライム)は一段と強含み1月13日の四半期決算発表後に下げた日が一日しかない連騰相場。植松商会<9914>(東証スタンダード)は後場寄りから徐々に動意を強め中盤から急伸しストップ高、大引け後に四半期決算を発表。ブランジスタ<8176>(東証グロース)は中盤にかけて一時ストップ高となり経産省の製品採用に好反応。ペットゴー<7140>(東証グロース)は物流の外部委託など好感され出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は11億287万株(前引けは5億4407万株)、売買代金は2兆6988億円(同1兆4053億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は916(前引けは871)銘柄、値下がり銘柄数は822(同849)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けも17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、鉄鋼、電力ガス、保険、化学、証券商品先物、繊維製品、輸送用機器、パルプ紙、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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