【株式市場】日経平均は106円安、後場、半導体株の下げ拡大など受け反落幅を広げる

◆日経平均は2万7327円11銭(106円29銭安)、TOPIXは1975.27ポイント(7.13ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億542万株

 1月31日(火)後場の東京株式市場は、アドバンテスト<6857>(東証プライム)など前場軟調に推移してきた半導体関連株が一段軟化して始まり、米国主導の対中輸出規制を警戒の見方。一方、正午に四半期決算と増配を発表した商船三井<9104>(東証プライム)は戸惑うように高下したあと次第高。14時に発表の日本フエルト<3512>(東証スタンダード)も一段ジリ高。日経平均は12円安で始まり、13時頃に前場の安値を割り込み、14時半頃からは次第安。大引け間際に131円18銭安(2万7302円22銭)まで下押し、前日比で反落となった。

 後場は昼12時30分に四半期決算を発表した東洋水産<2875>(東証プライム)が一段高となり、13時に発表した三菱倉庫<9301>(東証プライム)は一時上値を試し、13時半頃に発表した日本ハム<2282>(東証プライム)は一段高。ABホテル<6565>(東証スタンダード)やペットゴー<7140>(東証グロース)、ホクリヨウ<1384>(東証スタンダード)は昨年来の高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は12億542万株(前引けは5億2468万株)、売買代金は2兆9196億円(同1兆2763億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1149(前引けは1214)銘柄、値下がり銘柄数は624(同561)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、金属製品、海運、水産農林、倉庫運輸、パルプ紙、建設、その他製品、その他金融、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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