【株式市場】日経平均は8円安、5日ぶりに下落、好決算株などは活況でTOPIXは堅調続伸

◆日経平均は2万7685円47銭(8円18銭安)、TOPIXは1983.40ポイント(4.18ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億2651万株

 2月7日(火)後場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)が上げ幅を縮め、トヨタ<7203>(東証プライム)は下げ幅を広げるなど、主力株の一角に調整ムードが漂い、三菱重工<7011>(東証プライム)が13時半の四半期決算発表を境に下押すと様子見気分が強まった。日経平均は51円高で始まり、13時頃からは前日比変わらずの水準まで値を消し、次第に軟調になったまま大引けは5日ぶりに反落。一方、TOPIXは堅調で小幅続伸となった。

 後場は、ヤマトホールディングス<9064>(東証プライム)が一段ジリ高となり、引き続き四半期決算や値上げなど好感。「スシロー」のFOOD & LIFE COMPANIES<3563>(東証プライム)も一段ジリ高となり、午前11時に発表した四半期決算は2ケタ減益だったものの、悪質な客への機敏な対応や海外スシロー事業の大幅な伸びなど好感の様子。ユーピーアール<7065>(東証スタンダード)は伝票レスでのパレット入出庫管理など倉庫内作業のDX化支援好調とされ一段高。伊勢化学工業<4107>(東証スタンダード)は2日連続で前期決算と今期予想が好感され出直り拡大。セキュア<4264>(東証グロース)やトリプルアイズ<5026>(東証グロース)は強盗事件や飲食店での悪戯事件を受けた顔認証AI監視システム関連株として連日急伸ストップ高。岩崎電気<6924>(東証プライム)はMBO(経営陣による買収)でストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は11億2651万株(前引けは5億7871万株)、売買代金は2兆6425億円(同1兆3463億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は901(前引けは1040)銘柄、値下がり銘柄数は827(同675)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けは21業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、その他金融、繊維製品、保険、化学、電力ガス、証券商品先物、海運、倉庫運輸、食料品、卸売り、金属製品、陸運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る