【株式市場】日経平均は304円高で4日続伸、前場4万円を回復するが後場は一進一退

◆日経平均は3万9910円55銭(304円75銭高)、TOPIXは2723.57ポイント(17.37ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億5726万株

 10月15日(火)後場の東京株式市場は、レーザーテック<6920>(東証プライム)が水準を一段上げて始まり、アドバンテスト<6857>(東証プライム)は中盤にかけて一段と上げ、前場に続いて半導体関連株が強い。また、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)も一段ジリ高など百貨店株も円安によるインバウンド増加期待などで活況高となった。一方、業種別で前場の上げが大きかった銀行、保険、証券などはダレ模様。日経平均は551円高で始まり、14時頃までは上げ幅500円前後でもみ合い、以後は値を消し気味となった。大引けの304円高のうち、ソフトバンクGと東京エレク、アドバンテストの3銘柄で284円押し上げて4日続伸となった。

 後場は、近鉄百貨店<8244>(東証スタンダード)が一段と上げ配当倍増などの好決算に加え円安によるインバウンド増加も期待。エスプール<2471>(東証プライム)も大引けにかけて一段と上げ第3四半期決算を材料視。ジーデップ・アドバンス<5885>(東証スタンダード)は株式4分割が好感されて終日買い気配のままストップ高。メタプラネット<3350>(東証スタンダード)はビットコイン相場のここ数日急伸など材料視されストップ高。サイエンスアーツ<4412>(東証グロース)は13時過ぎから次第高となり大引け後に資本業務提携と8月決算など発表。

 東証プライム市場の出来高概算は18億5726万株(前引けは8億4819万株)、売買代金は4兆4381億円(同2兆1331億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1203(前引けは1287)銘柄、値下がり銘柄数は386(同299)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、保険、電気機器、情報通信、倉庫運輸、サービス、証券商品先物、陸運、海運、建設、機械、小売り、その他製品、金属製品、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る