【株式市場】日経平均は22円安、後場は北米景気関連株など強くTOPIXは5日続伸

◆日経平均は2万7584円35銭(22円11銭安)、TOPIXは1985.00ポイント(1.03ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億4373万株

 2月9日(木)後場の東京株式市場は、キヤノン<7751>(東証プライム)が一段強含んで始まり、朝方を除いて軟調だったソニーG<6758>(東証プライム)は次第に持ち直し、米国の利上げ一巡による景気回復の時期を探る動きが再燃の見方。トヨタ<7203>(東証プライム)は13時30分の四半期決算発表を受けて大きく上げ、14時に発表した大日本塗料<4611>(東証プライム)は一段高となった。日経平均は118円安で始まり、徐々に持ち直して大引け間際に28円92銭高(2万7635円38銭)と小高くなり、大引けは3日続落だが小幅安にとどまった。TOPIXは大引けも堅調で5日続伸となった。

 後場は、クラレ<3405>(東証プライム)が午前11時の四半期決算発表を受けて一段高となったまま上げ幅を保ち、前引け後に発表したセガサミーホールディングス<6460>(東証プライム)は後場寄りに急伸した後一段ジリ高。12時30分に発表した大正製薬ホールディングス<4581>(東証スタンダード)は瞬間高にとどまったが、14時に発表したNTTデータ<9613>(東証プライム)は急伸。同じくデンヨー<6517>(東証プライム)は第3四半期好調に加えトルコの地震災害が日を追って拡大も材料との見方で一段高。図研エルミック<4770>(東証スタンダード)は大幅な増額修正などで前場ストップ高となったまま後場は大引けまで買い気配。ユニバーサル園芸社<6061>(東証スタンダード)は業績予想の上振れに期待強いとされ一段ジリ高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億4373万株(前引けは4億8437万株)、売買代金は2兆5791億円(同1兆2066億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は980(前引けは835)銘柄、値下がり銘柄数は761(同894)銘柄。

 東証33業種別指数は21業種(前引けは13業種)が値上がりし、値上がり率上位は、繊維製品、ガラス土石、非鉄金属、その他製品、鉄鋼、卸売り、その他金融、石油石炭、鉱業、海運、パルプ紙、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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