神戸製鋼所がストップ高、今3月期の営業利益21.8%増額修正などに買い集中

■販価改善や主原料価格の下落、エンジン認証問題に関する補償金などで

 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)は2月10日、急伸商状となり、取引開始後にストップ高の768円(100円高、15%高)で売買され、そのまま買い気配を続けている。9日の15時30分に発表した第3四半期決算の連結売上高(2022年4~12月・累計)が前年同期比20.2%増加し、今3月期の連結業績予想のうち利益予想の増額修正も発表、好感買いが集中した。

 今3月期の連結業績予想は、22年11月に開示した予想に比べ、売上高を1.6%下方修正したが、営業利益は21.8%上回る670億円の見込みに見直し、親会社株主に
帰属する当期純利益は同37.8%上回る620億円の見込みに見直した。、素材系事業の販売数量の減少が見込まれる一方、販売価格の改善や主原料価格の下落による鉄鋼メタルスプレッドの改善、円高にともなう電力での燃料費調整の時期ずれ影響の縮小、建設機械におけるエンジン認証問題に関する補償金収入などを見込むとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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