【株式市場】日経平均は12円安だがTOPIXは小高い、低PBR銘柄などに物色集まる

◆日経平均は2万7519円50銭(12円44銭安)、TOPIXは2001.13ポイント(1.42ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億159万株

 2月21日(火)前場の東京株式市場は、三菱製紙<3864>(東証プライム)や住友鉱<5713>(東証プライム)、ホンダ<7267>(東証プライム)などが堅調で、円安よりもPBR1倍割れが買い材料とされ、地銀株にも高い銘柄が多い。半導体関連株や自動車株は高安混在。ダイキン<6367>(東証プライム)は好業績への評価再燃とされ今年の高値を更新。日経平均は45円安で始まり、米夜間取引で金利先物が上昇とされ、午前10時にかけて172円82銭安(2万7359円12銭)まで下押したが、前引けにかけては大きく持ち直した。TOPIXは小高くなった。

 大黒天物産<2791>(東証プライム)が急激に出直り証券による投資判断開始など好感。ゴールドウイン<8111>(東証プライム)は業績上振れ期待が強いとされ高値更新。ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は中国の大手半導体企業向けの新たな量産向け装置導入の可能性など注目され急伸。ソーダニッカ<8158>(東証プライム)は特別配当を加え田大幅増配が好感され気配値のままストップ高。クリングルファーマ<4884>(東証グロース)は脊髄損傷治療治療に関する治験進展への期待などで再び一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億159万株、売買代金は1兆1280億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1134銘柄、値下がり銘柄数は603銘柄。

 東証33業種別指数は22業種が値上がりし、鉱業、石油石炭、非鉄金属、繊維製品、パルプ紙、ガラス土石、海運、卸売り、金属製品、証券商品先物、鉄鋼、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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